Hamako/ 11月 8, 2019/ イベント/ 0 comments

メイカーフェア深圳2019に出展させていただけることになり、深圳に行くことになりました。

ひとりで。(危

メイカーフェアメインなのであまり観光の時間は取れませんが、限られた時間の中で、電子マネー先進国となった中国、ものづくり世界トップとなった深圳のイマをご紹介できたらと思います。

まずは出国

もう十数年レベルぶりの羽田です。
なんかすごいかっこいいことになってます。

チェックインしてスーツケースを預け、手荷物検査したら搭乗待ち。
なぜか悟空がいます。
なぜか逆立ちしています。
中国怖い。(※まだ日本です

乗換経由地、上海へ

安いプランを選んだので乗換が発生します。
乗換地は上海。
ここでなんと9時間待ち。
飛行機の搭乗時間を考えても、6時間くらいは空き時間です。
とりあえず入国審査へ。

展示会用のデバイスをたくさん持ってきていたのでチェックが心配でしたが、難なくクリア。
プロジュ、中国上陸です!!

プロジュ、中国入国記念!

中国での通信(Wi-Fi)

中国到着でまず心配だったのがWifi。
事前に日本で中国用のWifiをレンタルして持ち込みました。

Wifiは日本と同じようにSSIDとパスワードを入力すれば使えましたが、それだけだと噂通り、Googleやら自分のサイトやらFacebookやらことごとく繋がらない。
おおおー(それも体験したかった。

レンタルでついてきた説明書通りにVPN通したら、それらのサイトに繋げることができました。

中国での通貨(電子マネー)

次に心配だったのが支払いのこと。
いざとなったら日本で出国前に空港の銀行で交換した人民元がありますが、やはり電子マネー大国中国に来たからには電子マネーを使いたい。

深センはQR決済一択で、現金とクレジットカードも絶望的に使えないので気をつけてくださいw
飯も食えなくなります。。(使える場所をあらかじめ確保しないとめちゃ苦労しました。。)

by K田さん

実は日本で、偶然私の出立の3日前にリリースされたAlipayの新システムがあるんです。
それはTour Pass。
クレジットカードからAlipayにデポジットしておける機能です。
そう、中国国内で圧倒的なシェアを持つアリペイ、実は中国の銀行口座がないと使えない外国人に不親切なものだったのです。
(今まではアリペイ支払いを諦めるか、入国後すぐに口座を作るかしか選択肢がなかった。)

TourPassを使うには、 Alipayアプリに登録をして、トップの検索窓に「TourPass」 と入れます。
すると下記のような画像になるので、入金したい金額を選んでクレジットカード支払いをすれば残高が増えています。

使わなかった分は一か月半後に返金されるらしい

でも日本国内でAlipayの試用はできません。
人民元を介さないと使うことができず、日本円でチャージされたものは日本円支払いに対しては使えないということのようです。

というわけで上海到着早々、ぶっつけ本番のアリペイ支払いです。

牛肉面いただきました。子供から離れると辛い物が食べたくなるの。

レジで注文をして、端末にQRコードをかざすと…。
電子マネー、使うことができました!!
よかったぁ。
これで一安心だ。

支払いをすると、上記画像のようにデポジットが減ることが確認できます。
もちろん履歴も残りますよ。

リニアモーターカー体験!

上海の浦東空港と中心市街をつなぐのがリニアモーターカー。
山梨にもありますけど、あれはあくまで体験のみで実際の移動ではないじゃないですか。
リアルに使われてるリニアモーターカーに乗りたかったので乗ってきました!

リニアに乗るには、空港から「磁浮(Maglev)」表示を辿ってずっと歩いていきます。

一番左に磁浮標識。スタバ、マック、すき家があるこの安心感は異常。

リニア乗り場にはチケット購入所があるので、外国人にも安心。
「Single(片道)、Economy(安い席)」と伝えればチケットが買えます。
電子マネー支払いは下の画像のような端末にQRコードをかざします。

いざ乗り込みます。
車内は結構空いてます。
現地の人は、東京でいうグリーンシートみたいな感覚でリニアを使っているようですね。

リニアの車両
車内。綺麗に見えますが、シートカバーの取り付けが雑すぎるw
窓からの景色。高層マンション多すぎ

出発時にフワっと浮いた感じはありました。
スピードは新幹線とあまり変わらない感じですね。

これは私が最高時速300km/hに乗ったせいで、2時間後に出発する予定の430km/hの方に乗っていればまた違ったかもしれません。

地下鉄体験!

地下鉄そのものは、東京メトロと車両も乗換方法も混雑度もあまり変わらないです。
違うのはやはり支払い方法ですね。

外国人は券売機で切符を買って(現金も電子マネーも使えます)、現地人は地下鉄のアプリを入れているようです。

行き先を選んで、券売機に表示されたQRコードから電子マネー支払い。
券売機から切符(ICカード)が出てきた!

切符の使い方ですが、入る時はICタッチセンサー(Suicaタッチするところみたいなところ)に切符をタッチ、出る時はカードを挿入するところに切符を入れると切符が回収されます。

現地人は切符ではなく、地下鉄アプリから支払いをしているようです。
アプリ名は「Metro大都会」
(ちなみにこれは上海でしか使えず、深圳では使えないアプリでした。他の都市がどうなってるのか未調査です。)

中国での便利アプリはほとんどSMS認証が必要です。
SMS認証に必要なのは中国で使える電話番号。
これはWechat内のeSenderというサービスにて7日間無料で取得できます。
(パスポートと自撮りを送らないとサービスが利用できないので注意)

SMS認証を終えても、Metro大都会のQRコードとAlipayは紐づけされません。
インバウンド向けのTourPassでチャージされたものは、Alipayを正式に使用できる状態(中国国内の銀行口座との紐づけ)ではないようです。

ただ、Alipayからチャージしておくことは可能なので、その方法でアプリからの支払いを行ってください。

右下のMy Walletから追加チャージできます

ところで上海のメトロ、車外にプロジェクターで広告が投影されてたんですよ。
初めて見た時めっちゃΣ(゚Д゚)しました。
確かに、車両のなかほどにいる人よりドア付近にいる人の方が多いから、これの方が広告効果あるかも。

上海メトロ、走行中に電車からプロジェクター投影された広告が!

観光とか

あとはまぁなんか、テクノロジー関係ない観光とか?(すっごい興味ない

豫園駅周辺は大都会
伝統的な中国の建物が立ち並ぶ豫園。薬局かっこよすぎワロタwww
一応山梨県民として宝飾もチェック。シルバーメインの日本と違い、ゴールドメイン。
親婚活のメッカ人民広場。残念ながら平日だったので釣り書きは見当たらず。
水郷の村、朱家角へも。映えるスポットだらけ。

中国の食×電子マネー

外国人が多いところでは一部現金が使えるお店もありましたが、基本的にはどこもかしこも電子マネーです。

自販機はもちろん電子マネー

お店をやってる側のことを考えればわかりますよね。
現金は不衛生ですし、お釣り渡す作業したくないし、計算間違いなんてとんでもない。
電子マネーに頼りたくなる気持ちがめちゃくちゃ分かります。

で、そこをとことん突き抜けた、Lukin coffee(ラッキーカフェ)というベンチャーには有名なカフェが虹橋空港にあったので行ってきました!!!

噂の、ラッキーカフェですよ!

ここは、お店では注文できず、スマホからしか注文できません。
支払いはもちろん電子マネー。
レジ作業を省くことで人件費を削減、コーヒーは安くなり、また、お知らせされる完成時間にさっと行って持ち去ることができるので、忙しいビジネスマンにはぴったりなんです。

勝手に持って行っても何も言われないので、大丈夫なのか?と思うほど

ラッキーカフェは、去年1月に1号店をオープンしてから、年末には2000店突破という怒涛の進撃を見せています。
まさにベンチャーの鑑ですね。

ついに深圳の地へ!

上海に長居しすぎましたね。
ついに深圳です!!!

ハムジャーノン、深圳上陸

そもそもメイカーフェアの為に深圳に来ております。
遊びではないのです。(ほんとかよ
深圳に着いてすぐ、2日間はメイカーフェアで出展していました。
出展の様子はこちらで紹介しています。

地下鉄は上海ではICカードでしたが、深圳ではICコインでした。
もちろんこちらでも、地元の人はICコインを使わずQRコード決済です。
その為、改札前で少々タイムラグが発生します。
東京のラッシュでこのシステムは厳しそうですね。

あと、上海でもそうでしたが、地下鉄は必ずセキュリティチェックが入ります。
ゲートをぐぐるのと、荷物は検査機を通します。

深圳での宿はAirbnb利用です。
現地の生活とかが良く分かりますからね。

泊まったのはこの住宅街。
オフィスビルと見紛うこのエリア、なんとなんと住宅街です。

深圳の住宅街。これで住宅街。
半地下に商店街もあり。このコンビニはよく利用させてもらいました。

人様の家なので写真は撮りませんでしたが、日本のマンションとだいたい似た感じです。
違うのはお風呂。
バスタブがなく、なんとトイレにシャワーがついています。
シャワーを使うとトイレが掃除されるという、合理的な中国人らしい発想。

移動はMobikeを利用します。
QRコードを読み取ると鍵が開いて、鍵を閉めると利用が完了します。
課金タイミング不明。

深圳の電気街、華強北へ

秋葉原の電気街の数十倍とも数百倍とも言われる、華強北に来てみました。

いやもうすごいです。
1階に100近い店舗が入っているのに、それが十数階建てで、更にそんなビルが何個もあるという。。
ビルごとにスマホ周辺機器ばかり、カメラばかりなど固まっていて、ビルを間違えると完全に用なしモードになります。

色々いっぺんに見たいなら、segマーケットがおすすめですよ。

圧巻としか言いようがない品揃えと安さ。

「SMT部品ばかり、しかもロット1000とかの取り扱いしかないから日本人観光客は用はない」と聞いていたので、観光だけのつもりだったんです。

ところがどっこい、数十や数百でも全然普通に売ってくれて、しかも値段が1/10くらい。
そもそも弊社で使ってるのもSMT部品ばかり。
もう、部品を見つける度に、買っていきました。

もちろん全部調達する時間はなかったのですが(お店を見つけるのが大変すぎる)、来るだけで交通費の元が取れることは分かったので、次はここだけに絞ってゆっくり何日か滞在したいと思います。

観光だけのつもりが、がっつり仕入れてしまいました。

新旧が一度に堪能できる街、福民へ

次に深圳に来るときは絶対ここに泊まろうと思えるくらい素敵な街でした。

伝統的な建物に囲まれた公園があるかと思えば、最先端の金融ビルもあり、近くにはオシャレなレストラン・バーエリアも。
最後にとても素敵な場所を観光し、深圳を後にしました。

錦繍園。伝統的な中国の建物が立ち並びます。
深圳のウォール街。圧巻の都会感
オシャレなお店が整然と軒を連ねています

総括

上海と深圳に訪れましたが、まだまだ中国の雑多さが残る中、すごいスピードで成長している様子をまざまざと肌で感じることができました。

また来年もメイカーフェア参戦したいので、また中国に訪れたいと思います!

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