Hamako/ 9月 29, 2018/ イベント/ 0 comments

日本初、ライトニングネットワークハッカソンに参加してきました。

会場は、ブロックチェーン企業に特化したコワーキングスペース、HashHubさんです。

CherryChainからはすぎもんとはまこの参加です。

ライトニングネットワークとは、支払い認証が遅いビットコインの弱点を補う仕組みです。
支払いが即時に終わることや、低手数料であるという優位性があります。

1日目午前:ライトニングネットーワークを利用したサービスLappsの勉強


3/15 ライトニングネットワーク上で初めてリアルマネーの取引。
システムも出来てきているので、これから盛んになる技術。
ライトニングネットワークエンジニアを増やすことがこの会の目的。
テーマは主催の今井さんが設定したものの中から選ぶ。

まずは何か作って動かすのが必要
審査基準:ライトニングノードAPIを必ず使う。ノードを触ること。
そこから、ビジネスorプロトコル、どちらにいくのかは自由。
コードでのアウトプットがあるか、動くもの、プルリクなど

Btc Pay Server byNicolas Dorier


一番使われているビットコイン支払いシステムを書いてる方。
簡単に自分のストアにBTC(ライトニングネットワーク使用)支払いページを作ることができる。

今回はこれの設定はしてある

NAYUTA by栗元さん


ビットコインスマートプラグやP2Pデータマーケットなどをやっている会社
ライトニングネットワークについて
即時支払い、大きな処理能力、低手数料
間を経由する人は支払い層に書き込み、最終的な支払いのみをビットコイン層に書き込む。
(めっちゃ難しいらしい)

で開発中。ライトニングネットワークに正式に取り込まれたとのこと。
ラズパイを使ったプロダクト開発を色々やられている方。

Unity + BTCPay Server byChristian Moss


ゲームとライトニングネットワーク

ゲームのマーケットシェアはUnityが50%オーバー
BTC支払いアイテム作成の様子のデモ。
コードを張り付けるだけで簡単に実装できる

ハッカソンテーマ発表 by今井さん

1日目午後:ハッカソン開始

チーム分けが行われ、ハッカソンが開始しました。
チームは最初のアンケートで聞かれた、やりたい事のとおりに振り分けられました。
私たちはもちろんハードウェア。

チェリーチェーンとして何を作るか
CherryChainはBlockChain x IoTなのでそれに準じたもの
ライトニングネットワークのハッカソンなので、支払いの即時性が重要であるもの

  • キャンディディスペンサー?
  • 電源タップ?
  • 光るアクセサリー?
  • 自転車ロック(スマートロック)?

CherryChainでやろうとしたこと、やってきたこと、ネタは色々ありますが、ここはライトニングネットワークの良さを生かしたプラスアルファのものを考えたい。

すぎもんが提案したのが、仮想通貨払いができる電源タップであっても、先に使う時間&金額を決める形式ではなく、好きなだけ使って使い終わったら電源がOFFするものを作ろうというアイデア。

具体的には、10秒ごとにInvoiceが発行され、使い続けている間は自動的に支払いがされる。
電源タップに繋がっている装置がOFFになった時点で、支払いがストップする仕組み。

マイクロペイメントのライトニングネットワークだからこそできる電源タップ!
素敵!

ただ、全ての実現は2日では無理なので、今回は無難にライトニングネットワークで動く電源タップを作るところまでにしておこうということになりました。
わたしはHW作成&プレゼン資料作成。
すぎもんは一番大変なところ、LN&ラズパイ動作の実装です。

2日目午前:ハッカソン!

はまこは何とかHW完成、今日はプレゼン資料作り頑張ります。
すぎもんは必要な開発を間に合うようにスケジューリングして、しっかりリストアップしてきました。

すぎもんが超頑張って開発を進めてくれたおかげで、何とか動くものに!

BlockChain スマートタップ開発全景

概要としては、ビットコインの支払いをするとタップがONして、タップに繋がったドライヤーを使うことができるというものです。
その後は自動課金。即時決済で低手数料なライトニングネットワークの良さがここで活きてきます。
そしてドライヤーの電源を切ると、自動的に課金がストップします。

ただ、今回は2日間のハッカソン。
しかも二人組。
今回は、支払いをしたらドライヤーON、30秒毎に自分で追加課金をして、課金が止まったらドライヤーもOFFというところまででした。

以下は我々の反省点。
理想に届かなかった部分についてです。

やりたかったことHW編
RaspberryPiで完結させたかった
→QRコードの表示
→デバイスOFFでInvoice発行停止
課題:PythonでのgRPCが上手くいかず、慣れてないnode.jsでやっていた

やりたかったことLN編
自動支払い
→QRコードの読み込みは初回のみで2回目以降は自動支払い
→もっと短いスパンで支払い
課題:それっぽいリファレンスはあった、wallet側にも実装が必要。

感想
サービスの幅がメチャクチャ広がる
柔軟なスタンスで取り組むべき

2日目午後:成果発表プレゼン

チームしながわ
Lightning Auction
リアルに入札して、落札者にならなかったら返金される仕組み
ダミー入札を防ぐ、落札後に逃げることができなくなる
なんでLNか:手数料が安い、送金時間短縮、返送なしで送り続けられる
課題:LAを信用する必要がある、他の入出者が持ってる額がわかってしまう。

チームVOTE
lndを用いた投票システム
なぜLNか:リアルタイムに結果がわかる。
前提:KYCが完了していて、運営側は把握している状態
AddInvoiceでinvoice発行、LookupInvoiceを用いて入金成功を通知

チームグリーンフリーダム
漫画にハートを押していって、推しキャラをアピールできる仕組み
ページを繰るとどんどんお金が入ってくる。
漫画はこちら。※支払いシステムは出てきません


アプリの中にノードを立てる必要あり

チームむらさき
LN-Photo
設置型フォトブースアプリ
フォトスポットにデバイスが置いてあって、そのデバイスで撮影すると課金される。
メリット:無人運用、料金回収が楽で速い。ユーザーは通常では撮れない角度で撮れる

チームカヤック
LN:一秒毎に料金が発生するサービスが成り立つ
超低価格従量課金
すごい人と好きなだけビデオチャットできるサービスなど

チェリーチェーン
LNで動く電源タップ。
LNを利用した自動課金によって、きっちり利用時間ごとの支払いが可能となる。

チームブルーバード
LNを使ったインフルエンサー広告
個人の時代、インフルエンサーの影響力が上がってる
クリックごとに課金されるサービス
有名人のツイッターと連動して広告が出る仕組みなど

審査員講評
Mr.MOSS
LN-Photo:アイデアがいい、デモが弱かった
かやっく:ストリーミング実装がよかった。まだないので作ってほしい

安土さん
まんが:サクサクペイメントが進んでいるのがいい
オークション:ライトニングで即時決済の案がいい。リットを使うとより良さそう
投票:いろいろなオプションつけると面白そう

栗元さん
全チーム実装出来ていて、よかった。
ハードウェア:ハードウェアはリスキーなのに、動かしたところがよかった
広告:リットを使ってるのがすごい。

結果発表

HashHub賞:チェリーチェーン、カヤック
(一ヶ月無料、プロダクト拡散協力などをしてくださる。)
期待以上の発表が多くて良かった。
今後も濃いイベントを開催していってくれる。

優勝:グリーンフリーダム

デモでのページを繰るとさくさく支払いされていく画面が見ていて気持ちよかったです。
ソフトウェアでもあれだけ動的なものが出てくるとインパクト強いですね。
勉強になりました。
あと、お忙しい中我々のテストを手伝っていただいて誠に感謝です。

我々の最終プレゼン資料はこちらです。

最終デモは今撮影中ですっ
ブロックチェーン×HWで何かをやりたい方はぜひご連絡ください♪

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